THE 理系男子のブログ

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【書評】難解な本を読む技術

鍋物食べたくなる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか

 

ここ最近読書にハマっています。

 

私の専門は物理学なのですが、それ以外に金融や心理学、国家のあり方にも興味を持っていたりします。

なんでそうなったのかはよくわからないのですが、その辺のことも学んでみたいと思っています。

 

そうなったとき、もちろん独学という形をとることになります。

いきなり専門書を読むのはハードルが高いので入門書や基本書なんかを手にします。

しかしこれが難しい。

慣れてない分野だとどうも内容が頭に入ってこないんですね。

 

そんなわけで一旦その本を離れて本の読み方云々の本を読み漁っています。

今回はその中で読了した一冊、「難解な本を読む技術」を紹介します。

 

 

目次

 

 

 

専門書ってどう読む?

 

 

本屋に限らず古本屋、コンビニにも様々な読書本が売られています。

本は読むことで自分を高めてくれるものであることは重々承知しています。

しかし、私を始め理系諸君の身につけたい知識のなかには「数学」とかいう超手のかかる学問もあることと思われます。

 

そこいらにあるような読書術の本を通すと

 

帯を読め

目次を読め

見出しを読め

最初と最後だけ読め。。

 

なんてわけわからんこと書いてます。

そら内容の薄いビジネス書自己啓発書であれば良いでしょうが*1、理系の専門書になればそんなん全く意味ありません*2。 

 

というか、理学書に限らず専門書って大抵そうなんだと思います。

金融学、哲学の本をよんでても同じことを思いました。

 

全然頭に入ってこないし理解するのが難しいし。

 

 

難解な本を読む技術 光文社 高田明

 

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仙台のブックオフに行ったときに見つけた本です。

単行本ではなく新書ですが、そこそこ厚みがあります。

といっても後半はこの本で紹介される「読書ノート」の実例だったり、著者による難解な本の紹介なので、メインは前半部分になります。

 

 

「開いている本」「閉じている本」

 

まずこの本では著者によって本のタイプが決められています。

それの1つが「開かれている本」と「閉じている本」です。

 

「開いている本」とは本の作者が明確な答えを書かずに、読者に自己決定させるような本のことで、「閉じている本」は作者が明確な答えを持っていてそれが書かれている本。

 

開いている本だと読む人は積極的に考えながら読む必要があり、閉じている本は受動的に読んでも大丈夫な本と言うことになります。

 

「登山型の本」「ハイキング型の本」

 

次は「登山型の本」と「ハイキング型の本」です。

「登山型」はいくつもの概念や定義を敷き、その上にさらに概念などを積み上げながら論理を展開していくタイプ。

「ハイキング型」は次々と新しい概念や論理が述べられていくタイプのことです。

 

 

読書ノートを使う

 

即諸ノートは1冊につき一般的な大学ノート1冊が推奨されています。

まず目次を見てノートを区分けします。

このとき見開きで使うように意識。

本に依りますが、5見開きくらいが丁度良いみたいです。

小見出しがあればそれも書く。

 

これで準備はOK

実はこの時点でその本のおおまかな地図が出来ています。

これによって普通に読むよりも読みやすくなります(実際そうだった)

 

 

読書ノートを使いながら通読する

ノートを使いながら通読します。

そのときのポイントは

 

  1. 余白を撮る
  2. 雑に撮る
  3. 鉛筆等で書く
  4. 疑問を感じたら何でもメモる
  5. 何度も出てくる重要な単語をメモる
  6. 概念と概念の関係、理由と結論は→で結ぶ
  7. 抜粋した箇所はページも記載
  8. わからないところは大きめに書いて?を書く

 

と正直予想の付くような事柄が列挙されています。

でも実際にこれをやってみるとグッと理解度が上がるというか、内容が入るというか

 

 

ペンと片手にページをめくり、気になるところ、ポイントに線を引くだけでも割かし良いのですが、改めてノートにまとめることで自分の思考が整理されるのですね。

 

特に疑問点をマメに書き出すことが非常に大切であると痛感しました。

 

この方法を理学書で実践してみました*3

案の定疑問点ばかりだったのですが、現時点で自分が何を理解していないのか、なんてところばかりではなく今まで誤って解釈していた概念があぶり出される結果となりました。

理解してなかった箇所を無理矢理わかったことにしていた自分に呆れてしまいました笑

 

 

読書ノート、大事

 

ノートに書き起こすのって重要だったんだなってのが率直な感想です。

これから先講義の単位を落とさないためにも、本の理解に努め、脳みそに嘘をつかないようにしようと心に刻んだ私です。

*1:個人の感想です

*2:個人の感想です

*3:自分なりにアレンジしています